分娩スタイルのオプション

A 会陰切開の有無

児が元気である場合、会陰を伸展させるだけの時間(通常20分〜30分)がとれそうな場合、ご希望によりその時間をかけて努責のコントロールを行うことができます。
早く娩出した方が、もちろん楽なので、その場合、局所麻酔下に切開をいれて1〜2回の怒責で娩出していただくこともできます。
会陰切開よりも、陣痛の方が痛みとしてきついため、 結果的には、切開を入れた方が楽ということもあります。
しかし、安易に入れてしまうと、次の分娩のときにそこが伸びないために会陰裂傷をおこしやすくなります。
つまり、たとえ初産婦で結果的に会陰裂傷を起したとしても、次には会陰裂傷なしで娩出できる可能性が高く、その努力は、無駄にならないことも多いことも事実です。

大塚レディスクリニックでは、児が元気である限り、発露(児頭が常に会陰より出ている状態)から娩出まで、
患者様の忍耐と相談しながら、じっくり時間をかけ、肩甲を抜くときに最大限の注意を払い、極力、損傷を起こさない限り注意いたします。
児が元気である場合、会陰切開を受けるかどうかを患者様に選択していただく自由はあると考えております。



B 立会い出産

原則として2人まで可能です。帝王切開時にも、立会いは可能です。
お子様の立会いに関しては、事前に十分打ち合わせをさせてください。


C フリースタイル出産

分娩台の上でという制約がつきますが、側臥位分娩などはある程度可能です。
ご希望があれば、事前に申し出てください。


D カンガルーケア

定義上のカンガルーケアは、臍帯切断前に赤ちゃんをお母さんの胸の上におき、お母さんの体温で暖めお母さんの心臓の鼓動を聞き、やがて赤ちゃんが手探りにお母さんの乳首を咥え吸う、というものです。
当院では、赤ちゃんの健康を優先し、赤ちゃんの口腔内から羊水を吸引し、臍帯切断してから、お母さんに抱いていただくのを標準としています。
お母さんの乳首を吸うのは、胎児計測をしてからになります。
しかしながら、赤ちゃんの状態によっては、ある程度の許容範囲で、カンガルーケアに沿った形をすることができるので、ご希望があれば、事前に申し出てください。



E 夫による臍帯切断

赤ちゃんが元気であれば、臍帯をカンシとクリップで助産師が挟んだあとに、その間を旦那様にハサミで切断していただくことがあります。
ただし、旦那様が分娩時の出血を見ても冷静で間違った部分を切らないことが前提です。ご希望があれば、事前に申し出てください。

G 無痛分娩

 「全く痛みを感じずに、出産できれば」という思いは誰にもあるものと思います。
「陣痛の痛みは、足の指を切る痛みに匹敵する」とか「赤ちゃんがでてくる痛みは、鼻の穴からスイカがでてくるようだ」とかを誰かから聞いたりすると、いっそう不安は募るものです。
痛みに対する対策としては、ラマーズ法、呼吸法、などがありますが、 当院では、次のような無痛分娩が可能です。

@ 弱オピスコ(強力な鎮痛剤、麻薬指定)の筋注
A 持続硬膜外麻酔

しかし、麻酔には以下のような合併症が起こりえます。
@ 薬物依存、呼吸抑制
A 麻酔針による血腫、硬膜穿孔による髄液漏出、頚部痛、微弱陣痛

このため、

@に関しては、分娩経過中一回のみしか、使用しません。
Aに関しては通常、子宮口5〜6cmになるまで施行するのは得策でなく、また、硬膜外麻酔で劇的に徐痛が得られたあと、往々にして微弱陣痛になりがちであるため、遷延分娩を避けるために陣痛促進を行うことがよくあります。

大塚レディスクリニック 〒500-8237岐阜市切通7丁目13-17 TEL(058)245-8838